レジ袋の選び方 無料配布の方法も解説
レジ袋はスーパー、コンビニなどでの買い物に欠かせないアイテムです。
しかし、いざお店で使うレジ袋を選ぶときは迷うことも多いのではないでしょうか?
レジ袋はサイズも多種多様で、2020年の「容器包装リサイクル法」施行後は有料化も必須となり、有料化の対象となるレジ袋のチェックも必要です。
この記事ではそんなレジ袋の選び方について解説をします。
サイズ
レジ袋のサイズはcm(センチメートル)やmm(ミリメートル)で表記されることは少なく、「号数」という規格で表記されます。
まずは号数ごとのサイズを把握するのが大切です。
また、販売する店舗やサイトによってはS/M/L表記を採用しているところもあります。
関東と関西で規格が異なる?!
「号数」では関東と関西で規格が異なります。
そのため、関東からも関西からも購入ができる通販サイトではできるだけ両方が併記されていたり、関東・関西両方のメーカーの商品を揃えていることが多いです。
サイズ一覧表
この表を見れば、関東・関西・S/M/L表記がどのサイズに当たるか一目瞭然です。
レジ袋購入の際にはぜひご活用ください。
有料化について
2020年の「容器包装リサイクル法」施行後に始まったレジ袋有料化。有料化の背景や具体的な制度、無料でレジ袋を配布できるケースについて解説します。
有料化の背景
第一に上げられるのは環境保護の観点です。
プラスチック製のレジ袋は、環境中で分解されにくく、長期間にわたって残存します。これらのプラスチックごみは、海洋生物を含む様々な生態系に悪影響を及ぼし、環境汚染の原因となっています。さらに、レジ袋の製造過程や廃棄処理の際には、多くのCO2が排出されます。有料化によってレジ袋の使用量を抑制することは、こうした環境負荷の軽減につながります。
また、石油資源の節約という観点もあります。
レジ袋の原料となるプラスチックは、主に石油から作られています。有料化により、レジ袋の製造に使われる石油資源を他の用途に振り向けることができ、資源の有効活用が期待できます。
国際的にも、プラスチック廃棄物削減の機運が高まっています。特に、海洋プラスチック問題は地球規模の課題として認識されており、各国でレジ袋規制が進んでいます。
具体的な制度の内容と注意点
有料化の対象事業者は小売業の事業者です。
美容サロンが化粧品を販売するなど、小売業を部分的にサービス業が営む場合も対象となります。ただし、学園祭の模擬店など継続的な事業ではないものの場合は対象外とみなされることがあります。
有料化する袋は「消費者が購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製の買い物袋」と規定されています。
以下のような袋は対象外です。
・素材が紙や布
・商品ではない景品や試供品を入れる袋
・持ち手がない袋
また、レジ袋販売料金は事業者が決めることができますが、必ず1円以上である必要があります。
無料ではレジ袋を配布できるケース
次の条件に当てはまる袋は無料配布が可能です。
ただし、指定された表示を必ずしなければならないという規則があります。
プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上
・繰り返し利用が可能なため、レジ袋の使用を抑制できる
・繰り返し使用を推奨する表示、フィルムの厚さについての表示が必要
海洋生分解性プラスチックの配合率100%
・海洋で分解するプラスチック
・海洋生分解性プラスチックの配合率100%、第三者の認定または認証がある旨の表示が必要
バイオマス素材の配合率25%以上
・植物由来で地球温暖化対策に貢献する
・バイオマス素材の配合率25%以上、第三者の認定または認証がある旨の表示が必要
・無料配布のレジ袋を採用することで、利用客の利便性向上、袋の有無を聞く必要がなくなり従業員の生産性改善につながります。
一方でバイオマス素材の袋はそれ以外のレジ袋よりやや高額なケースもあるので注意が必要です。
まとめ
レジ袋の仕様について、サイズと有料化の2側面から解説しました。
商品の販売に欠かすことができないレジ袋、自社の販売に最適なものを選んで購入しましょう。